2. 【75歳~ 後期高齢シニア】医療費の自己負担割合が「3割」になってしまう人のはこんな人!
75歳以上の方で、年金やその他の所得が以下の「ボーダーライン」付近にある人は、いわゆる「中途半端な収入」による負担増のリスクが高まります。
所得金額がボーダーラインを超えると、医療費の自己負担は増えます。しかし、下記のようなケースでボーダーラインを微妙に超えてしまう後期高齢者は、少数派ではないようです。
- 企業年金があり、医療費が3割負担
- 厚生年金の加入期間が長かったため、医療費が2割負担
- 自分の年金は少ないが、配偶者の年金額が影響して2割負担
高齢期における年金などの収入は、多いに越したことはありません。一方で、ほんの少しボーダーラインを超えただけで、医療費の負担が増えると家計にも影響します。
健康リスクが高いからこそ、ボーダーラインを微妙に超える「中途半端な収入」は、後期高齢者を悩ませる要因の1つです。
家計の負担を和らげるため、まずは「高額療養費制度」による1ヶ月の支払い上限額を把握し、支出の目安を立てておきましょう。
あわせて、年間の医療費が一定額を超えた場合は「医療費控除」を忘れずに申告することが大切です。これらの公的制度を適切に活用することで、税金の還付など実質的な負担軽減が期待できます。
著者
1981年生まれ。2000年に高校卒業・妊娠・出産。2003年に明治安田生命(旧明治生命)に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、公的保険アドバイザーの資格を保有する日本FP協会認定のアフィリエイテッド・ファイナンシャルプランナー(AFP)。保険見直しや資産形成など、人生にかかわるお金の相談に特化した独立系FP。
現在は、W&DーWriter&Design-の代表。FP相談では、AI時代に特化した「AI×FP」のハイブリッドFP相談が特徴。また、WEBライターやWEBデザイン事業も展開し、専門家コメントやお金に関する記事執筆を中心に、執筆数は全体で1,000記事を超える。子育てを終え、柴犬と豆柴を連れ夫婦で旅行に行くことを趣味としている。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)