2.5 人間関係や地域とのつながりを維持する
老後の生活では、経済的な安定だけでなく、社会的・精神的なつながりの維持も重要です。
現役時代から趣味のサークルや地域活動、友人・知人との交流を続けていた人は、退職後も孤立することが少なく、日常の生活リズムを維持しやすい傾向があります。
以下の統計では、高齢者がなぜ仕事を続けるのか、その理由について明らかになっています。
「収入のため」に働いているシニアが多いですが、仕事を通じてやりがいを感じたり、社会と関わりを持ち続けることで孤独に陥りにくく、そして健康にも気を遣うという方も多くいる傾向があります。
内閣府「高齢者の健康に関する調査」でも、地域や趣味の活動に参加している高齢者ほど、心身の健康状態が良好で、生活の質(QOL)が高いことが示されています。(出所:内閣府「令和4年 高齢者の健康に関する調査結果 高齢者の生きがいとその規定要因」)
つまり、経済的な準備と並行して、人間関係や地域とのつながりを維持しておくことが、老後の安心・安全な生活を支えるもう一つの柱となります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】