2.4 継続的な貯蓄と手堅い資産形成で将来の備えをつくる
老後の生活を安定させているシニアの多くに共通するのは、現役時代から計画的かつ無理のない範囲で貯蓄を続けていたことです。月1万円程度の少額でも、長期間にわたって積み立てることで、退職後の生活資金の一部を着実に確保できます。
以下はシニア層の持つ金融資産の分布です。
現シニア層が現役世代であった頃は、預貯金の金利が現在より高く設定されていた時期もあり、定期預金や積立預金など、リスクの低い金融商品を活用して資産を増やしていた人が多く見られます。
また、株式投資や投資信託なども少額から始めて、分散投資や長期保有の戦略でリスクを抑えつつ資産形成していたケースもあります。
リスクを抑えながら資産を形成することは、退職後に年金収入だけで生活する際の“土台”となります。
