デジタル技術の進化は、就職活動にも変化をもたらしています。オンラインでの説明会や面談、インターンシップは、今では当たり前となっています。

加えて生成AIが登場により、キャリアの悩みをAIに相談することも増えているようです。

そのなかで、現在の就活生はAIをどのように活用しているのでしょうか。AIに対する就活相談の現状と、そのメリットやデメリットを探ります。

1. AIへの相談は当たり前?

株式会社Synergy Careerが実施した「AI×就活相談に関する調査」を見ていきましょう。

1.1 調査概要

  • 調査対象:26卒・27卒で就活中・就活を終えた学生
  • 調査期間:2025年10月22日 ~ 2025年10月27日
  • 調査方法:インターネット上でのアンケート調査
  • 有効回答数:189人(男性79人:女性110人)

1.2 AIへの就活相談経験者は約半数

AIに就活相談をしている割合(n=189)

  • 頻繁に相談する: 18.5%
  • ときどき相談する: 23.3%
  • 1〜2回だけ相談したことがある: 12.2%
  • 1度も相談したことがない: 46%

まず、AIに就職活動の相談をした経験がある学生の割合を見てみましょう。「頻繁に相談する」が18.5%、「ときどき相談する」が23.3%、「1〜2回だけ相談したことがある」が12.2%で、これらを合わせると54.0%の学生がAIへの相談経験があることがわかります。

一方で、46%は「一度も相談したことがない」と回答しており、AI相談はまだ発展途上の段階にあると言えます。
現状ではAIに就活相談をしている人は半数という結果になりました。

では、今後AIに就活相談をしてみたいと考えている人はどの程度いるのでしょうか。