また、年金収入もこれまでの就業状況などにより異なります。

老後必要になる貯蓄額を割り出すためには、次の要因を考慮する必要があります。

  • 考慮すべき点①:何歳で定年退職するのか
  • 考慮すべき点②:退職金の有無と金額
  • 考慮すべき点③:公的年金はいくらで、いつからもらえるのか
  • 考慮すべき点④:定年退職の時点でいくらの貯蓄があるのか
  • 考慮すべき点⑤:定年退職後の収入の有無(非正規雇用で働くなど)

たとえば、退職金がなく公的年金が国民年金という人の場合は、より多くの老後資金を前もって貯蓄しなくてはなりません。

手取りの20%を貯めるといくらになるのか

貯蓄額の目標として収入の20%が挙げられることがあります。

20歳から65歳までの45年間働き、平均の手取り給与が650万円あったとしましょう(そもそも、20歳からはたらいていないとか、そんなに高い給与水準は考えられないという指摘もあるでしょう)。

その貯蓄額はいくらとなるでしょうか。