22.6万円×12ヵ月×25年=6780万円

これが、「老後には約6000万円程度の貯蓄が必要」という説の背景ではないでしょうか。

ゆとりある老後には1億円必要か?

もっとも、先の調査では、「老後のゆとりのための上乗せ額」という数字も発表されており、その平均は12.8万円となっています。

この上乗せ費用を加味して、老後に必要な貯蓄額を計算すると、以下のようになります。

35.4万円×12ヶ月×25年=1億620万円

ゆとりある生活を前提とすると老後資金を1億円以上も用意しなければならないということになります。

6000万円説も1億円説も年金収入を加味していない

諸条件を仮定し、ここまで老後資金の計算をしてきました。

しかし、人によって定年退職する年齢も異なるでしょうし、何歳まで生きるかも異なります。