いわゆる「高齢化社会」に突入し、夫婦二人で安定した老後を過ごすためには、どのくらいの老後貯蓄を用意しておけばよいのでしょうか。「6000万円は必要だ」と言われることもありますが、本当にそれだけの貯蓄を蓄えることができるのか、少し不安になってしまいます。今回は、安定した生活のための老後貯蓄がいくら必要なのか、またその貯蓄方法も一緒に考えてみましょう。

老後貯蓄が6000万円必要な背景とは

生命保険文化センターが公表した夫婦二人で老後生活を送る上での「最低日常生活費」は、平均で22.6万円とされています。

ちなみに、この調査はサンプル数が4056となっており、調査対象は18から69歳の男女とされています。

さて、65歳で定年退職し90歳まで生きた場合には、どのくらいの生活費がかかることになるのでしょうか。

計算は以下のようになります。