30代の二人以上世帯で、金融資産を持たない世帯の貯蓄の平均は660万円、また中央値で382万円となります。

先ほど見たように、この中に貯蓄がない世帯が17.5%含まれています。この貯蓄を持たない金融資産非保有の世帯を除いたベースでみると、平均が810万円、中央値が500万円となります。

二人以上世帯の貯蓄が多いが決して楽ではない

こうしてみると二人以上世帯の貯蓄額の方が単身世帯の貯蓄額よりも多いということが分かります。

もっともこれは、夫婦のみの世帯で共働きのケースであれば、生活費を夫の給与から支払い、妻の給与をすべて貯蓄に充てるというようなケースを考えればより貯蓄をしやすいということが言えます。

ただ、30代では子育て中という世帯も多くなってくるのではないでしょうか。単純に結婚をするから貯蓄をしやすくなるという話ではありません。