3. 【iDeCo】みんなが選ぶ運用トレンドで人気な商品とは?

実際のiDeCo加入者の運用トレンドを見ると、「投資信託等」の割合が年々増加しており、資産構成比の8割以上を占める傾向にあります。

iDeCo公式サイト「iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度の概況」にて令和7年3月末時点の「運用商品の資産構成比の推移」をみてみましょう。

3.1 資産構成比の約8割を超える運用商品とは?

「みんなが選ぶ運用トレンド」の気づきとして主に3点あります。

①投資信託の圧倒的な増加
加入者・運用指図者の双方で「投資信託等」の割合が年々増加し、直近では8割を超えるなど、高いリターンを目指す運用が主流となっています。

②預貯金からのシフト
代わりに「預貯金」の割合は大幅に減少しており、多くの加入者が元本確保型から成長性の高い商品へと資産を移していることがわかります。

③運用指図者と加入者の傾向の違い
iDeCoにおける加入者は現在も毎月掛金を拠出している現役の運用者であるのに対し、運用指図者は過去に掛金の拠出をしていたものの、現在は掛金の拠出を停止し、積み立てた資産の運用のみを行っている人です。拠出を終えた運用指図者は、現役の加入者と比較して預貯金の比率が依然として高く、受給が近づくにつれて安全性を重視する傾向が見られます。