立冬を迎えましたが、日中は穏やかで、澄んだ空気が心地よく感じられます。

来月12月15日は年金支給日ですが、上乗せして「年金生活者支援給付金」が支給される方もいらっしゃいます。

年金収入とその他の所得の合計が一定額に満たない方を対象とした「年金生活者支援給付金」制度によるものです。

年金生活を支援することを目的に、2019年から開始された恒久的な制度となっています。

「年金生活者支援給付金」の主な特徴は次のとおりです。

  • 支給時期:公的年金の支給日(2カ月に一度の偶数月)
  • 給付額:現役時代の国民年金保険料の納付状況などに応じて異なります。
  • 受給方法:受給資格を満たしていても、「請求手続き」をしなければ受け取れません。
  • 継続性:支給要件を満たしている限り、継続して受給することがが可能です。

この記事では「老齢年金生活者支援給付金」について、制度の内容や支給要件、給付額、請求方法を解説します。

また《早見表で目安の金額》も見ていきますので、ぜひ参考にしてください。

1. 【年金生活者支援給付金】《老齢・障害年金・遺族年金》3種類をチェック

「年金生活者支援給付金」は、年金やその他の所得が一定基準以下となる年金受給者の生活を支えるための、恒久的な支援制度です。

財源の一部は、消費税率の引き上げ分が充てられており、2019年から開始されました。

2カ月に一度の偶数月に、公的年金に上乗せして支給されます。

「年金生活者支援給付金」は、受給中の基礎年金によって以下の3種類が設けられています。

  • 老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金)
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

次はシニア世帯の暮らしとかかわりが深い「老齢年金生活者支援給付金」の支給要件について見ていきます。