3. 負担割合の判定が行われるのはいつ?
医療費の負担割合は、毎年8月1日に、前年1月〜12月の所得・収入にもとづき判定されます。たとえば、2025年8月から2026年7月の医療費の負担割合は、2024年1月〜12月の所得・収入をもとに決定されます。
後期高齢者の場合、年金受給額が大きく変動する可能性は低いでしょう。
しかし、生命保険の満期保険金や不動産の売却益など、一時的に多額の収入を得る機会があります。
こうした所得・収入の増加が医療費負担に反映されるのは翌年になるため「収入が例年と変わらないのに医療費の負担だけが重くなっている」といったことが起きる可能性があるのです。
負担割合で気になる点がある場合は、住んでいる都道府県の後期高齢者広域連合に確かめてみましょう。
次章では、医療費が3割負担になる年金収入を得ている人の割合を確かめます。