4. 資産(貯蓄・投資)を“長期視点”で育ててきた
「貯蓄した額が1000万円あるから安心」というわけではなく、そのお金をどう“運用・維持”していくかが鍵です。
お金に困らない人は、早い時期から手元余裕資金を預貯金としつつも、余裕が出てきたら長期投資(積立型投資信託、確定拠出年金 iDeCo など)に切り替える準備をしてきました。
以下はシニア層の金融資産の内訳です。
資産全体の6割が預貯金に偏ってはいるものの、年齢が若いほど分散投資に対する意識が高いことがうかがえます。
資産分散して「一つがダメでも他が支える」仕組みを作っておくことで、老後に急な出費があっても慌てない体制が整えられます。
また、財形貯蓄や企業年金制度など、勤務先を通じて計画的に積み立てを行っていた人も多く、これが老後の生活資金を支える柱になっています。
先ほど示した「J-FLEC 金融経済教育推進機構が実施した「家計の金融行動に関する世論調査 二人以上世帯(2025年)」より、
60歳代の貯蓄額(平均値・中央値)
70歳代の貯蓄額(平均値・中央値)
というデータがありますが、実はこのデータは“貯め終えた状態の平均”であるとも読み取れます。
平均値と比べて中央値は低いため、準備期間を長く取ることが安心につながります。
著者
LIMO編集部銀行出身者チームは株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、メガバンクや地方銀行などの大手金融機関にて、資産運用相談や融資業務の経験を積んだ「元銀行員」の編集者が中心となり構成されている、金融専門のライティングチームです。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍しています。
LIMO編集部銀行出身者チームには株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)出身の石津大希など、資産運用アドバイザーとしての実務経験を有する編集者が在籍しており、各編集者がファイナンシャル・プランナー(FP)として、シニア層から富裕層まで幅広い層の相談に対応してきた点が強みです。
金融機関での勤務経験年数はチーム合計で20年超。表彰歴を持つ編集者も多数在籍しています。国税庁や金融庁など官公庁の公開情報をもとに、豊富な経験と知識を有するプロフェッショナル集団が、読者に正確で実践的な情報をお届けします。
【主な取り扱いテーマ】厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修を行っています。(最新更新日:2026年1月9日)