2. 「後期高齢者医療制度」の窓口負担は1割・2割・3割のいずれか
後期高齢者医療制度では、医療費の窓口負担は所得に応じて「1割・2割・3割」のいずれかに区分されます。
- 一般的な所得の方：1割
- 一般所得者のうち一定以上の所得がある方：2割
- 現役並みの所得がある方：3割
3. 【後期高齢者医療制度】窓口負担が「1割・2割・3割の人」のそれぞれの所得額は？
後期高齢者医療制度では、医療費の自己負担割合は所得状況によって決まり、その判定に用いられる所得額は次のとおりです。
3.1 1割：一般の所得者
下記の2割・3割の基準に当てはまらない場合
3.2 2割：一定以上の所得がある方
次の①と②の双方を満たす場合
- ①同じ世帯の被保険者の中に課税所得が28万円以上の方がいる。
- ②同じ世帯の被保険者の「年金収入」＋「その他の合計所得金額」の合計額が以下に該当する。
・1人の場合は200万円以上
・2人以上の場合は合計320万円以上
3.3 3割：現役並み所得者
同じ世帯に課税所得145万円以上の被保険者がいる場合
さらに、次の収入などの条件を満たす人。
- 世帯内に被保険者が1人の場合：被保険者の収入金額の合計が383万円以上
- 世帯内に被保険者が2人以上の場合：被保険者全員の収入金額の合計が520万円以上
- 世帯内に被保険者が1人で、かつ70歳以上75歳未満の人がいる場合：被保険者と70歳以上75歳未満の人の収入金額の合計が520万円以上
ご自身やご家族が何割負担になるのか、以下のフローチャートで確認してみましょう。
