ガーデンで植物を育てるなら、草花がたくさん咲いた自然な風景を楽しみやすい「地植え」で育てたいものです。
とはいえ、なんでもかんでもすぐに地植えにしてしまうのは、あまりおススメできません。
植物のなかには、そもそも鉢植えが向いている植物もありますし、地植えにすることで予想以上に大きくなったり、増えてしまうこともあるからです。
そこで今回は、地植えにおススメしにくい植物について紹介します。さっそくみていきましょう。
1. 「地植え」のデメリットとは?
植物を「地植え」にするメリットとは?1/7
supermatos/shutterstock.com
植物を「地植え」にするメリットのひとつに、ナチュラルな風景になりやすいことが挙げられます。植物や環境の性質にもよりますが、地植えにすること植物が大きく生長しやすくなり、見映えもよくなります。
また、鉢植えのように土が乾燥することも少なくなり、頻繁な水やりの必要がありません。
一方、地植えのデメリットには、植物が想定以上に大きくなったり、生育範囲が広がってしまうことが挙げられるでしょう。大きくなりすぎて、他の植物の生育を妨げてしまうこともあります。
隣家との境界を超えて、植物が繁殖してしまう場合もあるので、植物を地植えにするときは、植物の特性をあらかじめ調べておき、あとあと後悔しないようにしましょう。
2. 植えるのはちょっと待って!「地植え」におススメしにくい植物(前編)
2.1 ミント
ミント Mentha/シソ科2/7
voranat/shutterstock.com
ランナーを伸ばして増えるミントは、生長するにつれて生育範囲が広がっていくタイプの植物です。
短期間で増えてしまうこともあるので、植物が生育する環境にもよりますが、増やしたくない場合は、ランナーが土に付いて根付かないようにカットしましょう。
2.2 リッピア(ヒメイワダレソウ)
リッピア(ヒメイワダレソウ) Phyla nodiflora var. minor/クマツヅラ科3/7
Doikanoy/shutterstock.com
可愛らしいピンクやホワイトの花が咲くリッピアも旺盛に生育する植物。
茎が這うように伸びて、節から根を出して定着します。※重点対策外来種に指定されています。
2.3 ツルニチニチソウ
ツルニチニチソウ Vinca major/キョウチクトウ科4/7
Dewi Cahyaningrum/shutterstock.com
ツルニチニチソウは斑入りの葉とパープルやホワイトの花がオシャレな植物。清々しい雰囲気なので、寄せ植えにも人気です。
ただし、栽培や管理には注意が必要です。ツルが地面に触れたところから発根するので、生育範囲が広がっていく性質があります。※重点対策外来種に指定されています。
3. 植えるのはちょっと待って!「地植え」におススメしにくい植物(後編)
3.1 ドクダミ
ドクダミ Houttuynia cordata/ドクダミ科5/7
mamesuke/shutterstock.com
葉や茎に独特の匂いがあるドクダミ。花は美しいのですが、その匂いから好き嫌いが分かれる植物です。
地下茎を旺盛に伸ばして生育する性質で、いったん繁茂すると抜いても抜いても生えてきます。完全な駆除が難しいため、地植えは慎重に検討することをおススメします。
3.2 ハツユキカズラ
ハツユキカズラ Trachelospermum asiaticum ‘Hatsuyukikazura’/キョウチクトウ科6/7
meiko_KODAKA/shutterstock.com
葉色が美しいハツユキカズラは、ガーデンの彩りにおススメの植物です。生長は比較的ゆっくりですが、適した場所で育てると大きく生長します。
ツルが伸びて接地すると発根するので、増やしたくない場合はツルを適宜カットするようにしましょう。
3.3 ヒメツルソバ
ヒメツルソバ Persicaria capitata/タデ科7/7
yuribon/shutterstock.com
ピンクの球形の花を咲かせるヒメツルソバ。花は砂糖菓子のような可愛らしさで、赤く色づく葉もオシャレです。
長く開花が楽しめますが、茎を伸ばして旺盛に増えていくので、他の植物の生育を阻害することがあります。※「その他の総合対策外来種」に指定されています。
4. まとめにかえて
今回は、地植えにおすすめしにくい植物について紹介しました。
性質が強健な植物であっても、環境が悪ければ繁殖しなかったり、途中で枯れてしまうこともあります。
とはいえ、性質が強健な植物は、場所を選ばず生育できる性質をもっていることも。育てやすいため、気軽に植えてしまうこともあるので注意が必要です。
今回ご紹介した植物以外にも、増やしやすい、あるいは増えやすい性質の植物は他にもあります。
植物を育てるときは、その性質をしっかりと理解しておくことが大切です。ガーデニングを適切に楽しむためにも、植物の管理は、しっかりとおこなってくださいね。
参考資料
LIMO編集部