芽出し球根植物とは、温室などで人工的に発芽させた球根のこと。2月頃には園芸店の店頭に、すでにちょこんと芽が出た状態のポット苗として並び始めます。
芽出し球根は前年の秋に春咲き球根を植え忘れてしまった場合や、球根植物を初めて育てる方にピッタリです。
今回は芽出し球根植物のメリットや利用方法、オススメの植物を参考価格とともに紹介します。
1. 【ガーデニング】芽出し球根のメリットとは?
1.1 時短・簡単に栽培できる
春咲き球根植物はある程度の寒さに当てないと芽が出ないため、秋~春まで待ち時間が長くなります。その点人工的に低温処理された芽出し球根植物は、時短できるのがうれしいところ。
秋に植えたことをすっかり忘れ、土を耕してうっかり球根を掘り上げてしまう心配もありません。芽出し球根を植えた後は水やりするだけでよいので、初心者にも簡単に楽しめます。
1.2 確実に花が咲く
球根の中にはもともと何かの原因で芽が出にくいものがあります。健康な球根でも約半年間もの間地中に埋まっているので、途中で腐ったり病気になったりすることも。
プロが芽出ししてくれた球根は問題なく育ち、カワイイ花を咲かせてくれること間違いなしです。
1.3 開花時期が早くなる
芽出し球根は暖かい場所で育てられて、すでに春が来たと勘違いして芽を出しています。そのため本来より2~3週間ほど早めに咲き出すのです。
球根は「少し寒いなぁ~」と思っているかもしれませんが、日中の暖かい日差しに当たれば元気よく咲き始めるでしょう。
1.4 花が長期間咲く
芽を出したもののまだ本格的な春のようには暖かくないため、植物は比較的ゆっくりと生長していきます。花も少しずつ開花していくので、長い期間花を楽しむことができるでしょう。