相続で1000万円を受け取ると「住民税非課税世帯」から外れる?まとまったお金の預け先と「税金」の考え方4ポイント 相続で1000万円を受け取ったら判定はどう動く? 2026.09.15 07:05 公開 執筆者鶴田 綾 監修者村岸 理美 65歳以上で年金収入のみの単身世帯の場合、神戸市の基準では年収155万円以下であれば住民税非課税世帯の目安として扱われます。この判定に使われるのは前年の所得であり、相続などで数千万円の財産を受け取ったとしても、そのこと自体は計算に入りません。記事中の試算では、現金1000万円を受け取った年と、株式で受け継ぎ配当や売却益が生じた年とで、翌年の判定がどう分かれるのかを確認していきます。 この記事のポイント 神戸市の基準では単身世帯で合計所得金額45万円以下が非課税の目安。年金収入だけなら〈65歳以上〉155万円以下、〈65歳未満〉105万円以下 相続で受け取った財産そのものは相続税の対象で、判定に使う合計所得金額には算入されない。動くのはそこから生じた配当や売却益を申告した年 相続財産1000万円を受け取った年に、判定の合計所得金額と上乗せできる余白がどこまで動くのかを独自に試算 記事の続きを読む 1/4 Check! 次のページでは、住民税非課税世帯の判定基準と、相続で1000万円を受け取った年の試算を確認します。神戸市の基準では、65歳以上で年金収入155万円の単身世帯の場合、現金1000万円を受け取っても判定は変わりません。しかし、株式で受け継ぎ配当や売却益を申告した場合はどうなるのか、みていきましょう。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 【遺族基礎年金】年84万7300円+子の加算も「税金はかからない?」未支給年金は一時所得に。国民健康保険料・介護保険料への影響を解説 遺族年金を受け取ると、税金や社会保険料がどう変わるのかが気になります。国税庁は遺族年金について原則として所得税も相続税も課税されないと案内しており、住民税もかかりません。国民健康保険料の所得割や軽減判定、介護保険料の段階判定で使う課税年金収入額にも遺族年金は含まれません。ただし非課税の収入しかない場合でも、軽減を受けるために住民税の申告を求められることがあります。 【住民税非課税世帯】65歳以上のひとり世帯はいくらまで非課税?80歳以上の住民税「課税」世帯割合は52.4%まで低下 神戸市の基準では、65歳以上で公的年金収入のみの場合、住民税が課されない世帯に該当する収入金額の目安は単身世帯で年収155万円以下、配偶者や扶養親族が1人いる2人世帯で年収211万円以下とされています。世帯にいる人数によって判定の線は動きますが、口座名義を振り分けても世帯単位の判定自体は変わりません。ご自身の世帯がどの水準に当てはまるのか、世帯の条件や負担の変化について詳しくみていきましょう。 年金は月いくら増えた?「1.9%引き上げ」でも実質目減りするマクロ経済スライドの仕組みと年代別平均額をFPが解説 2026年4月分(6月支給分)から、公的年金の額は国民年金(基礎年金)が1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が2.0%引き上げられました。改定に使われたのは名目手取り賃金変動率の2.1%で、ここからマクロ経済スライドによるスライド調整率0.2%が差し引かれています。一方、令和7年の物価変動率は3.2%で、改定率との差は1.3ポイントです。改定率がどのように決まるのかを確認します。 国民年金の平均受給額「月5万9310円」!満額との差はどれくらい?年齢別で見る年金額の違い「60歳代と90歳代」で年金額に差はある? 女性の年金、満額を超える「7万円以上」の割合はどれくらい? 【国民年金】納付率「85.2%」の裏側!未納と免除で年約1万円差がつく年金制度の落とし穴と年代別平均額をみる 放置はもったいない!「未納」と「全額免除」で将来の年金はどう変わる? LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #住民税非課税世帯 #住民税 #年金収入 #シニア