2. 【夫婦世帯】40・50歳代の貯蓄額の平均と中央値はいくら？
先程は単身世帯の貯蓄額を確認しましたが、結婚している夫婦世帯の場合は、もう少し貯蓄額は増えるのでしょうか。
金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査」によると、40歳代二人以上世帯の貯蓄額は以下のとおりです。
2.1 40歳代二人以上世帯の金融資産保有額
- 非保有 ：25.7％
- 100万円未満 ：11.2％
- 100～200万円未満 ：6.2％
- 200～300万円未満 ：6.1％
- 300～400万円未満 ：4.6％
- 400～500万円未満 ：3.3％
- 500～700万円未満 ：7.7％
- 700～1000万円未満 ：6.4％
- 1000～1500万円未満 ：8.2％
- 1500～2000万円未満 ：3.8％
- 2000～3000万円未満 ：5.5％
- 3000万円以上 ：6.5％
- 無回答 ：4.9％
- 平均値 ：944万円
- 中央値 ：250万円
40歳代二人以上世帯の貯蓄額の平均値は944万円、中央値は250万円です。
単身世帯と比較すると、二人以上世帯の方がやや貯蓄額が多い傾向にあります。
また、貯蓄がない世帯の割合も25.7％と単身世帯と比較して少ないです。
とはいうものの、250万円が十分な貯蓄額と思う人は少ないかもしれません。
次に、50歳代夫婦世帯の貯蓄額を確認します。
金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査」によると、50歳代二人以上世帯の貯蓄額は次のとおりです。
2.2 50歳代二人以上世帯世帯の金融資産保有額
- 非保有 ：29.2％
- 100万円未満 ：8.7％
- 100～200万円未満 ：5.9％
- 200～300万円未満 ：5.1％
- 300～400万円未満 ：3.7％
- 400～500万円未満 ：3.2％
- 500～700万円未満 ：6.3％
- 700～1000万円未満 ：5.8％
- 1000～1500万円未満 ：7.6％
- 1500～2000万円未満 ：3.8％
- 2000～3000万円未満 ：6.3％
- 3000万円以上 ：10.7％
- 無回答 ：3.8％
- 平均値 ：1168万円
- 中央値 ：250万円
中央値は250万円で、40歳代の二人以上世帯と同額です。
また、貯蓄がゼロの世帯の割合は、40歳代世帯と比較して増えています。
50歳代世帯の方が貯蓄がない世帯が多いことに驚くかもしれません。
これは、40歳代後半から50歳代前半のタイミングは、子どもの大学進学などによる教育費の支出が増えることが要因の一つとして考えられます。
