もうすぐ10月15日の年金支給日がやってきます。
年金は2ヶ月分が一度に支給されるため、ある程度まとまった金額になることもありますが、個人差が大きいのが実情です。
実際、公的年金の水準は3年連続で増加しているものの、「年金だけで」生活している高齢者世帯は半数にも届きません。
公的年金の実情をくわしく見ていきましょう。
1. 【厚生年金と国民年金】3年連続の増加
厚生労働省では、毎年1月に翌年度の年金額を公表しています。
ここ3年は「賃金変動率」や「物価変動率」などを受け、ずっと増加傾向が続いています。
しかし、マクロ調整スライド調整により、実質的には目減りとなっているのが現実です。
マクロ調整スライド調整とは、「公的年金被保険者(年金保険料を払う現役世代の数)の変動」と「平均余命の伸び」に基づいて設定される「スライド調整率」を用いて、その分を賃金と物価の変動がプラスとなる場合に改定率から控除するしくみのことです。
物価上昇ほどには年金が増加していないため、増えた分だけ生活に余裕が出るというわけにはいきません。
では、年金だけで生活している高齢者世帯はどれほどいるのでしょうか。
著者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は日本生命保険相互会社出身の村岸理美、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)