2. 【障害年金】診断書種類別の件数

日本年金機構が2025年9月に公表した最新版の「障害年金業務統計(令和6年度決定分)」によれば、診断書種類別の支給決定件数は次の通りです。

新規裁定は初めての年金請求で支給決定した件数、再認定は障害年金受給権者の再認定が行われた件数です。障害の状態などにより、再認定が必要なケースもあります。

2.1 新規裁定の件数

  • 精神障害・知的障害:8万7112件
  • 呼吸器疾患:612件
  • 循環器疾患:3853件
  • 腎疾患・肝疾患・糖尿病:6688件
  • 血液・造血器・その他:4261件
  • 眼:2787件
  • 聴覚等:2816件
  • 肢体:2万1184件
  • 合計:12万9313件

2.2 再認定の件数

  • 精神障害・知的障害:24万478件
  • 呼吸器疾患:1025件
  • 循環器疾患:8187件
  • 腎疾患・肝疾患・糖尿病:1万2297件
  • 血液・造血器・その他:5447件
  • 眼:6892件
  • 聴覚等:4717件
  • 肢体:2万5615件
  • 合計:30万4658件

上記より、「精神障害・知的障害」による支給決定が大半を占めることがわかります。新規裁定の67.4%、再認定の78.9%を占めます。

ここまで、障害年金の診断書種類の意味と診断書種類別の支給決定件数について解説しました。次章では、障害年金に関する基本事項を紹介します。