厚生年金、あなたは同年代よりもらってる？60歳〜90歳以上まで年代別に、ふつうの人が受け取る公的年金の平均額をわかりやすく紹介 12月15日は年金支給日！国民年金・厚生年金「みんなの平均額」を一覧表でチェック

年末に向けて年金支給日が近づいてきました。老後資金の見直しを考える絶好のタイミングです。

国民年金や厚生年金は、年齢や加入期間によって受給額が大きく異なります。

本記事では、60歳から90歳以上までの年代別平均額を一覧表でまとめ、ふつうの人がもらえる金額をわかりやすく解説します。

1. 公的年金の仕組みをおさらいしよう

まずは、日本の公的年金制度の仕組みについて確認しましょう。

1.1 1階部分：「国民年金」の加入者・保険料・受給額

• 加入者：日本に住む20歳以上から60歳未満の全ての人が原則加入
• 保険料：全員一律
• 受給額：保険料を40年間欠かさず納めれば満額

1.2 2階部分：「厚生年金」の加入者・保険料・受給額

• 加入者：会社員や公務員、またパートで特定適用事業所に働き一定要件を満たした方が、国民年金に上乗せで加入
• 保険料：収入に応じて（上限あり）変わる
• 受給額：加入期間や納めた保険料により個人差あり

日本の年金制度は、国民年金と厚生年金による2階建ての仕組みになっています。

国民年金は20歳から60歳未満のすべての人が原則として加入し、保険料は一律です。

一方で厚生年金は、会社員や公務員などが国民年金に上乗せして加入するもので、収入に応じた保険料が設定されています。