3. 【情報収集】Z世代はSNS、ミドル世代は企業サイトや医療機関で
Z世代の情報収集源では、SNS(38.4%)が上位に入り、ミドル世代の「企業サイト」や「医療機関」といったオフィシャル情報源とは対照的な結果になりました。
3.1 【世代別】情報を取りにいく手段にも差が!具体的な内訳をみる
健康やセルフケア情報入手経路:Z世代
1位(43.8%):テレビ番組、新聞や雑誌記事
2位(38.8%):検索エンジン
3位(38.4%):SNS
4位(26.0%):家族、友人や知人
5位(24.4%):ウェブメディア
健康やセルフケア情報入手経路:ミドル世代
1位(56.0%):テレビ番組、新聞や雑誌記事
2位(44.5%):検索エンジン
3位(31.1%):ウェブメディア
4位(26.0%):企業のウェブサイト
5位(23.9%):医療機関
Z世代が健康やセルフケア情報を「SNS」や「検索エンジン」で得る割合が高いのは、単なる習慣というより「情報の機動力」を重視する価値観の表れといえるでしょう。
若者世代にとってのSNSは、もはや娯楽ではなく“生活のインフラ”。気になった症状や不調をその場で検索し、他者の体験談を即座に確認する、そんなスピード感が当たり前になっているのかもしれまえせん。
3.2 【世代別】正しい情報をフィルタリングする力が求められる…情報社会におけるリスク
健康や心のセルフケア情報に関する誤情報・フェイク的な情報に接した経験も、Z世代の回答がミドル世代と比較してより高い割合をマークしたと報告されています。
全体/Z世代/ミドル世代
- 誤った情報に接触した経験がある:29%/35.5%/24.7%
- 確認していない・接したことがない:71%/64.5%/75.3%
情報の流通スピードが速いほど誤情報や極端な健康法も混ざりやすく、真偽を見極めるリテラシーが求められます。
実際、Z世代の35.5%が誤情報に接した経験を持つという結果はリスクにもさらされやすい現実を示しています。膨大な情報の中から“自分に合うもの”を見つけ出すことが「セルフケア」のスタートラインといえるでしょう。
健康やメンタルケアの分野でも、専門家発信と個人発信が共存する情報過多時代において「どう心を守るか」「どう正しい手がかりを選ぶか」が大事になっていることを示しています。

