高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そしてLIMOメルマガ会員に行った「奨学金に関するアンケート」の中でも「貸与型奨学金の毎月の受給額」についての結果をご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から「2025年11月締め切り」の給付型奨学金2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが5日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要の奨学金・11月締め切り】公益財団法人ギオン芸術スポーツ振興財団「ギオン芸術スポーツ振興奨学金(2025年度)」
公益財団法人ギオン芸術スポーツ振興財団では、芸術およびスポーツの振興と、社会に有用な人材を育成することを目的に、神奈川県又は東京都に所在する大学に在学し、芸術およびスポーツの分野で活躍する学生への奨学金の給付を行ってまいります。
1.1 【返済不要の奨学金・11月締め切り】公益財団法人ギオン芸術スポーツ振興財団「ギオン芸術スポーツ振興奨学金(2025年度)」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】東京都、神奈川県
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2025年11月30日(日)必着
【支給人数】25名以内
【支給金額/人】1人につき20万円
【支給期間】1回限り
【成績制限】ー
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】ー
【専攻分野】芸術、スポーツ
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】
【芸術分野(注1)】
以下の項目を全て満たしていること。
(1) 2025年11月30日現在、神奈川県又は東京都に所在する大学の学生(注2)で、大学の正規課程において、芸術分野(注1)における作品の創作活動を行っていること(なお、芸術分野におけるコンクール等の受賞歴があれば尚可とします。)
(2) 所属大学からの推薦を受けることができること
【スポーツ分野】
以下の項目を全て満たしていること。
(1) 2025年11月30日現在、神奈川県又は東京都に所在する大学の学生(注2)で、大学公認の運動部に在籍していること
(2) 所属大学からの推薦を受けることができること
(3) 国内の大会等で優秀な成績を収めたことがあれば尚可とします(注3)
注1)美術分野に限るものとし、音楽、演劇等は対象外とします。
注2)大学(短期大学を除く)の学部生及び大学院生とし、いずれも学年は問いません。また、応募者が在籍する大学のキャンパス又は大学本部が神奈川県又は東京都にあれば、応募者の活動拠点は問いません。
注3)スポーツ分野における応募資格のうち、「国内の大会等で優秀な成績を収めたことがあること」については、地区大会での入賞以上の成績を想定しています。
※多くの学生に平等に支給できるよう、当財団の奨学金の受給は最大2回まで。すでに2回受給している学生の応募は不可とします。
【募集団体】公益財団法人ギオン芸術スポーツ振興財団
【奨学金概要】公益財団法人ギオン芸術スポーツ振興財団 ギオン芸術スポーツ振興奨学金 第9回(2025年度) 募集要項
2. 【返済不要の奨学金・11月締め切り】公益財団法人食生活研究会 「海外留学奨学生(2026年度)」
公益財団法人食生活研究会は、2023年度から海外への留学生支援事業を開始しています。
2.1 【返済不要の奨学金・11月締め切り】公益財団法人食生活研究会 「海外留学奨学生(2026年度)」
【対象の課程】大学,大学院
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2025年11月14日(金)応募書類提出先必着
【支給人数】3人(2026年4月以降に日本から海外の大学に留学する者2~3名)
【支給金額/人】440万円
滞在費、渡航費等として年額は15,000米ドル≒220万円※1米ドル=146.65円で計算(2025年9月9日時点)
【支給期間】最長2年間
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】可能(他の奨学金との重複受給は可能である)
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】
- 日本国籍を有すること。
- 心身ともに健康であり、海外留学生活に耐え、将来、社会での活躍に十分耐えうる者。
- 留学先については北米、ヨーロッパ等。
- 他の奨学金との重複受給は可能である。
- 原則として留学により、海外の大学で修士の学位の取得を目指す者であること。専攻分野は問わない。原則として申請時 27 歳以下とする。
【募集団体】公益財団法人食生活研究会
【奨学金概要】公益財団法人食生活研究会 2026年度海外留学奨学生 募集要項
いかがでしたでしょうか。
「2025年11月締め切り」の返済不要の奨学金をご紹介させていただきました。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【奨学金に関するアンケート】貸与型奨学金、最も多い受給額は月額2万~4万円で32%
くらしとお金の経済メディア「LIMO」では、LIMOのメールマガジン会員(メルマガ会員)に「奨学金に関するアンケート調査」をおこないました。
アンケート項目の中で、メルマガ会員の方のうち貸与型奨学金(有利子型、無利子型含む)を利用されていた方に、「毎月いくら奨学金を借りていたか」について伺いました。
- 19999円以下 25.3%(19人)
- 20000~39999円 32.0%(24人)
- 40000円~59999円 18.7%(14人)
- 60000円~79999円 8.0%(6人)
- 80000円~99999円 8.0%(6人)
- 120000円以上 8.0%(6人)
※貸与型奨学金利用者数合計 75人(うち、有利子型無利子型併用利用者4名)
※100000円~119999円は該当者なし
最も多いのは、貸与月額「20000~39999円(24名)」で、貸与型奨学金利用者全体の32%を占めました。
なお、今回のアンケートにお答えいただいた方は全体で239名となり、貸与型奨学金を利用されていた方は、全体の31%という結果になりました。
4. 【奨学金】奨学金には「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金がある
ここで奨学金の種類についてご紹介しましょう。
奨学金には、大きく分けて「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金があります。
4.1 貸与型の奨学金
学生に対して資金を貸し付ける形の奨学金です。「借金」のイメージが強い奨学金ですが、この「貸与型」の奨学金の印象が大きいことが伺えます。
貸与型奨学金の主な特徴は次の通りです。
1.返済が必要:卒業後、一定期間が経過した後、返済を開始します。返済額や返済期間は、奨学金を提供する機関や、奨学金の契約条件によって異なります。
2.金利:無利息のものや、「国の学生ローン」よりも低い金利が設定されているものもあります。また一部には市場金利に基づく利息が付く場合もあります。
3.利用条件:学業成績や家庭の経済状況などに応じて、受給資格が決まることがあります。申請時には、必要な書類や情報を提供する必要があります。
4.2 給付型の奨学金
優れた学術研究をおこなった学生や、成績優秀な学生に対して、基本的に返済不要となる奨学金です。対象となった場合、大学・専門学校等の授業料や入学金も免除、または減額されます。主な特徴は次の通りです。
1.返済不要:奨学金を受け取った学生に返済の義務はありません。
2.利用条件:上記の通り、学業成績や、特定の活動や分野に対する成績、そのほかにも家庭の経済状況などに基づいて支給されることが一般的です。選考過程があり、申請者が一定の条件を満たす必要があります。
3.支給形式:一度にまとまった金額が支給される場合もあれば、月々支給される場合もあります。支給方法や金額は奨学金のプログラムによって異なります。
また給付型奨学金の中には、学校法人や公益財団法人、福祉法人や企業などが、卒業後に事前に約束した職種に一定期間就くことを条件として、給付型奨学金制度を設けているところもあります。
今回のアンケート結果でご紹介したのは、LIMOメルマガ会員のうち、貸与型奨学金利用をしていた方が「毎月いくら奨学金を借りていたか」ですが、給付型の奨学金であれば、「卒業後、返せるかどうかが不安で奨学金を利用できない」という人でも安心して借りられるのではないでしょうか。
経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討してみることをおすすめします。



