4. 企業より「一般人」の時代? Z世代が信じるのはリアルな声

AIが台頭してきた情報社会においてZ世代が信頼するのは、加工されていないリアル。

一般ユーザーの投稿が新時代の広告になりつつあるようです。調査結果を詳しく追っていきます。

Z世代が最も信頼を置くのは、もはや企業の公式広告ではありません。

4.1 意図的に作られた「演出」よりも、リアルな体験談に基づいた「本音」

情報の信頼度について、あなたはどう感じますか?

出所:Fiom合同会社「Z世代の広告のリアルについての実態調査」(PRTIMES)

情報の信頼度について、あなたはどう感じますか?

  • UGC(友人・一般の人)の投稿の方が、圧倒的に信頼できる:30%
  • どちらも同じくらい信頼できる / 状況による:24%
  • UGC(友人・一般の人)の投稿の方が、やや信頼できる:23%
  • 企業の公式広告の方が、やや信頼できる:19%
  • 企業の公式広告の方が、圧倒的に信頼できる:4%

情報の信頼度について尋ねたところ「UGC(友人・一般の人の)の投稿の方が、圧倒的に信頼できる」が30%、「やや信頼できる」が23%となり、企業の公式広告を信頼すると回答した人の合計を大きく上回りました。

この結果から、Z世代が広告主の意図が透けて見える「作られた」情報よりも、身近な人やリアルな体験談に基づいた「本音」の情報を求めていることがわかります。

それでは、こうした広告を取り巻く環境はどのように変化しているのでしょうか。次の章では、日本の広告市場がどのように変化してきたのか推移を見ていきます。