2. 生活扶助基準額は2025年10月から「月額1500円」に引き上げへ!
2025年9月までの生活保護では、物価上昇や賃金変動に対応するため、通常の支給額に加えて月1000円の特例的な加算が行われていました。
そして2025年10月からは、直近の物価や賃金の上昇を踏まえて、追加で月500円の上乗せが実施されました。
これにより、合計で月1500円が加算されることになります。
500円という金額は一見わずかに思えますが、食費や光熱費の値上がりが続くなかでは大きな支えになります。
特に、限られた予算の中で生活する人にとってはありがたい措置といえるでしょう。
なお、入院中や介護施設に入所している人については、食事や光熱費が現物で提供されているため、従来どおり月1000円の加算が維持されます。
3. 生活保護はいくらもらえる?
2025年10月から特例的な加算が行われることで、生活保護の支給額はどの程度になるのでしょうか。
生活保護は「最低生活費」から「世帯の収入」を差し引いた不足分を補う仕組みであり、単純に一定額が支給されるわけではありません。
最低生活費は地域や世帯構成によって異なります。例えば、川崎市における家族構成別の最低生活費は以下の通りです。


