1.2 パターン2:年間利回り4%

  • 総投資額: 900万円
  • 運用益: 323万円
  • 最終的な運用資産: 1223万円

将来の運用資産額(利回り4%)

将来の運用資産額(利回り4%)

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

1.3 パターン3:年間利回り6%

  • 総投資額: 900万円
  • 運用益: 535万円
  • 最終的な運用資産: 1435万円

将来の運用資産額(利回り6%)

将来の運用資産額(利回り6%)

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

1.4 シミュレーション結果からわかること

投資の世界では、「複利効果」が大きな力を発揮します。利回りが上がることで、最終的な利益は単純な倍数以上に増えることがあります。これは、得た利益を再投資することで、利益が利益を生む「複利」の働きによるものです。そのため、投資を検討する際には、将来的に成長が期待できる商品(たとえば投資信託の中でも長期的な成長性が見込まれるもの)を選ぶことが重要なポイントのひとつです。

しかし、長期的な将来の経済状況や市場動向を正確に予測することは非常に困難です。短期的な利回りに左右されて商品を選択したり、多くの商品に分散投資しすぎたりすると、長期投資の本来のメリットが損なわれてしまう恐れがあります。

今回のシミュレーションでは、仮に年利2%という控えめな利回りでも、15年間コツコツと投資を続けることで約147万円の利益を得られる可能性があることがわかりました。

重要なのは、高い利回りだけを追求するのではなく、自分の資金ニーズ(いつまでに、どの程度の資金が必要か)を明確にし、それに基づいて適切な投資期間と投資金額を設定することです。