4. 仕事以外に家事や育児時間もある
共働きが主流となって久しいですが、平成29年度の調査と比べても共働きが増加している現代。
また母の「正規の職員・従業員」の割合をみると平成29年度調査から5.7 ポイント増加し、47.8%となっています。「パート・アルバイト」の割合は29.9%であり、東京都では正規雇用で仕事をする母が増えています。
一方で家事や育児にかける時間はなかなか減らないもの。総務省「令和3年社会生活基本調査」を参考に、家事や育児にかける時間をみると以下の通り。
4.1 共働き世帯
- 仕事:夫7時間12分/妻4時間4分
- 家事:夫24分/妻3時間15分
- 育児:夫20分/妻1時間4分
- 介護・看病:夫1分/妻4分
上記は共働き全体になりますが、家事や育児にかける時間も特に子どもが小さい間は多いものです。
共働き世帯は着々と増えていますが、人々の日常生活がすぐに変わるわけではありません。仕事や家事育児にかける時間以外に、自分の時間をとることも大切です。
便利な家電やサービスが年々増えているので、共働きを選択するのとともにそれらの情報収集や実際に利用をすることも大切でしょう。日々の生活についても「何に時間やお金をかけ、何にかけないか」を考えることで日々の暮らしやすさはかわります。
時間は誰にでも平等で1日24時間。働き方とともに家のことについてもどうしていくのかを考え、持続可能なかたちをみつけていきましょう。
参考資料
宮野 茉莉子