3. 住民税非課税世帯、どんなメリットがある?
住民税が非課税になるメリットは、税負担の軽減だけではありません。以下のように、家計に影響する多くのメリットが存在します。
-
臨時給付金の対象になりやすい
国や自治体の給付金の対象として指定される機会が多い -
国民健康保険料が軽減される
所得金額に応じて、2割・5割・7割の軽減が受けられる -
介護保険料が減額される
所得段階や保険料率が低く設定され、負担が減る -
高額療養費制度の自己負担限度額が低くなる
収入が少なくても安心して医療を受けられる -
教育の各種支援を受けられる
幼児教育・保育の無償化や高等教育の修学支援制度が受けられる
とくに社会保険料の軽減は、家計にとってありがたいものです。収入の少ない非課税世帯にとっては、支出が減るため生活費に収入を充てられます。
一方、住民税非課税世帯の認定は所得を基準としており、資産額は考慮されません。そのため、高額な資産を保有している場合でも、要件を満たせば様々な優遇措置の対象となります。
次章では、住民税非課税世帯の注意点を解説します。