2.4 【NG行動④】「固定費」の見直しを後回し

固定費の見直しが貯蓄のカギ

お金が貯まらない人の多くは、光熱費や通信費、保険料などの固定費を見直すことを後回しにしています。

これらは一度見直すだけで毎月の支出を大きく減らせる項目です。

たとえば、電力会社や携帯プランの見直し、不要な保険の解約など、少しの工夫で節約が可能です。

以下は65歳以上、年金で生活する夫婦のモデルケースです。

65歳以上の夫婦のみの無職世帯の家計収支(2024年)

65歳以上の夫婦のみの無職世帯の家計収支(2024年)

出所:総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」

毎月の収入と支出を比べると毎月3万4058円の赤字が発生しています。これらは主に貯蓄の取り崩しなどでカバーしていくことになるでしょう。

65歳を過ぎ、貯蓄がない場合は対応できない場合もあるため、早いうちからの貯蓄や固定費の見直しを進めてくのがおすすめです。

生活コストを意識した習慣化

日々の生活の中で、無駄な支出を減らす習慣を身につけることも重要です。

外食を減らして自炊を増やす、買い物前に必要なものだけをリスト化する、といった小さな工夫でも、年間で数万円単位の節約になります。

生活費の見直しは、貯蓄体質を作る第一歩と言えます。