毎月の給与について、額面(総支給額)と手取り(差引支給額)の差を見て、「なぜこんなに引かれるの?」とモヤモヤしている人も多いのではないでしょうか。

ファンドアナリストでCFP資格を持つ篠田尚子さんは、その原因として、税金の仕組みが複雑で分かりにくい点を指摘します。

本記事では、多くの人が疑問に思う「税金(所得税・住民税)」について、篠田さんに金融経済YouTubeチャンネル「ミライド」で篠田さんに解説いただいた内容からお伝えします。

1. 給与明細をチェック!「控除=引かれるもの」とイメージしよう

給与明細を見ると、「控除」の欄に「所得税」や「住民税」といった項目が並んでいます。

篠田さんによると、この「控除」とは、シンプルに「支給額から差し引かれるもの」と理解すれば良いとのこと。

支給する会社側や徴収する役所側から見た言葉なので少し分かりにくいですが、まずは「引かれるもの」というイメージを持ちましょう。