3. なぜ急な出費で困るのか? 資金確保の現状
葬儀費用や病院への精算など、急な出費が必要になることから「凍結される前に引き出そう」と考える人も少なくありません。
しかし、口座からの無断出金はリスクが大きく、かえって相続トラブルを招く結果になりやすいのです。
3.1 急な出費の現状
葬儀費用や病院の精算など、死亡後には想定外の支払いがすぐに発生します。
- 平均的な葬儀費用は200万円前後
- 手元資金だけでは賄いきれない家庭も多い
という事実もあり、口座が凍結される前に現金を確保したいと考える人がいます。
3.2 家族のトラブル回避の視点
口座からの無断出金は、家族間の信頼を損なう原因になりやすく、結果として遺産分割が長引くことも少なくありません。
急な出費が必要でも、正しい手続きを通じて資金を確保することが最も安全です。
では、正しい手続きとはどのようなものでしょうか?次章から詳しく見ていきましょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】