3. 年金額を増やす4つの方法
老後の年金受給額を増やしたいと考える人は、以下の4つの方法を検討するとよいでしょう。
- 国民年金であれば付加年金に加入する、もしくは国民年金基金に加入する(併用不可)
- 厚生年金に加入する働き方をする
- 60歳以降も働き続けて年金に加入する
- 年金を繰下げ受給する
ただし、上記にはメリット・デメリットや注意しなければならない点もあり、また人によって最適な方法は異なるため、しっかりと調べましょう。
公的年金以外では、iDeCoは国民年金や厚生年金の上乗せとなるお金を用意するのに向いている私的年金です。運用で得られた利益にかかる税金を非課税にできるといったメリットもあるため、活用を検討してもよいでしょう。ただし、iDeCoにも原則60歳までは引き出せないなどの注意点があるので、はじめる際は特徴や気をつけるべきことを必ず調べましょう。
ほかにも貯蓄については預貯金だけでなく、新NISA制度を利用して資産運用をおこなうなどの方法もあります。運用はリスクがありますが、投資方法や投資対象、投資期間によってはリスクを軽減できる場合もあります。
物価高が続く今だからこそ、家計の見直しや貯蓄方法について自身に合った方法を探してみましょう。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果の概要-(二人以上の世帯)」
- 総務省統計局「家計調査報告家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
宮野 茉莉子