2. 【住民税非課税世帯にならないシニアが活用したい優遇制度】②高額療養費制度

高額療養費制度とは、同一月内にかかった医療費の自己負担額が一定の金額(自己負担限度額)を超えた場合に、その超えた分が後日還付される制度です。

一人で複数の医療機関で受診した場合はもちろんのこと、世帯内の方が医療機関に受診した分も合算できます。

自己負担上限額は年齢や所得により異なり、70歳以上の一般的な所得の世帯であれば、1ヵ月一人あたり1万8000円、世帯では5万7600円までの負担に抑えられています。

現役並み所得に該当すると上限額も引き上げられますが、住民税非課税世帯など低所得者に該当すれば、さらに引き下げられます。