2. 生活保護に含まれる「8つの扶助」とは?
生活保護のうち、食費や光熱費など日常生活に必要な費用をまかなうのが「生活扶助」です。生活状況や必要性に応じて、8種類の扶助が用意されています。
- 生活扶助:食費・被服費・光熱水費など、日常生活に必要な費用
- 住宅扶助:家賃、間代、地代など住居に関する費用
- 教育扶助:義務教育に必要な費用
- 医療扶助:治療や療養に必要な医療費
- 介護扶助:介護保険サービス利用に必要な費用
- 出産扶助:出産に要する費用
- 生業扶助:小規模事業や技能習得に必要な費用
- 葬祭扶助:葬儀に必要な費用
これらのうち、実際に生活保護の対象となる世帯が必要とするものが支給されます。ただし、その費用がすべて補われるとは限りません。
さらに、医療扶助や介護扶助などは現金での支給ではなく、病院や施設へ直接支払われる仕組みになっています。