4. 【初心者必見】資産運用で「資産を増やす」ための3つのポイント
では最後に、資産運用で「資産を増やす」ために意識したい3つのポイントを紹介します。
4.1 ポイント1:小さく始める(積立投資や少額投資)
資産運用を始める際に重要なのは、背伸びをせず、長く続けられるやり方を選ぶことです。
最初から大きな金額を投じる必要はありません。
毎月5000円や1万円など、家計に負担のかからない金額から積立投資を検討するのも1つの選択肢となります。
新NISAやiDeCoといった税制優遇制度を上手に活用することで、無理をせず、効率的な資産形成につなげることが期待できるでしょう。
4.2 ポイント2:分散投資でリスクを減らす
投資先を一つに限定せず、複数の資産に分けて投資することも大切です。
たとえば、保有している資産全体のバランスなどを考慮したうえで、株式や債券、不動産、投資信託などを組み合わせることでリスクの偏りを抑えることが期待できます。
とくに投資を始めたばかりの人であれば、世界各国に幅広く分散投資ができるインデックスファンドから取り組んでみるのも一つの方法でしょう。
ただし、資産運用は利益が期待できるだけでなく、価格変動リスクや元本割れのリスクなどが伴います。
投資先の特徴をよく理解したうえで、家計やリスク許容度に合った選択を心がけてください。
4.3 ポイント3:長期目線でコツコツ続ける
資産運用は、短期間で大きな利益を得ることを目的とするものではなく、長い時間をかけて積み重ねていく姿勢が重要です。
実際に、多くの富裕層もリスクを抑えた運用を意識しながら、長期的な視点で資産形成に取り組んでいます。
長い期間にわたって続けることで複利の効果が少しずつ発揮され、資産形成を進められる可能性があります。
5. 資産形成を目指す場合は、今の家計収支や年金の見込額にも目を向けよう
今回は、日本の富裕層の世帯割合や、富裕層が増加傾向にある要因について解説しました。
株式会社野村総合研究所の調査では、富裕層(1億円以上5億円未満)と、超富裕層(5億円以上)の割合は約3%となっています。
世帯数は少数派ですが、全世帯の保有資産額のうち、約26%は富裕層と超富裕層世帯に集中していることが読み取れます。
富裕層が増加傾向にある背景として、国内外の株価上昇や資産形成機会の拡大、相続や贈与などが要因として考えられます。
物価高が続いていることも踏まえたうえで、「資産形成」に着目するのも1つの選択肢となるでしょう。
今の生活だけでなく将来の暮らしも意識しながら、家計に合った資産形成について考えてみてはいかがでしょうか。
まずは、今の家計収支や年金の見込額を確認しておくことも大切です。
受給できる公的年金額には個人差があります。
年金情報については、日本年金機構の「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」でご確認いただけます。
資産形成の選択肢として資産運用を検討する際は、生活費ではなく「余剰資金」を活用するよう心がけましょう。
参考資料
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」
- 総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)4月分(2026年5月22日公表)」
- 日本年金機構「大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています」
- 日本年金機構「ねんきんネット」
横野 会由子