2. 「貯蓄ゼロ脱却」のポイント7選

SNSで話題の貯蓄術には、実は特別なことはありません。元銀行員である筆者が、これまで多くの貯蓄上手な顧客と接する中で気づいた共通点とも見事に一致しています。

ここでは、その両者に共通する「お金が貯まる人」の習慣を、今日から実践できる具体的なステップとしてご紹介します。

2.1 【支出を明確にする】家計簿は“ざっくり”でもOK!支出の足あとを残す習慣を

毎月、お金を「何に使ってるか分からない」状態から卒業しましょう。

キャッシュレス決済で簡単に支払いができる現代。紙幣や硬貨が減っていく感覚がない分、支出に関して鈍感になりがちです。

数百円の支出も、積み重なれば大きな支出となります。「コンビニでコーヒーやスイーツを500円分くらい使った」など、ざっくりでも良いので、ノートやアプリで記録してみましょう。

振り返ると、「毎月コンビニで3000円も使ってたんだ!スーパーだったら1000円くらい節約できたのに」など気づきが得られかもしれません。

家計簿をつける

家計簿をつける

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2.2 【固定費を見直す】毎月自動で引き落とされるお金を減らす

スマホ代やサブスク、保険料など、毎月自動で引き落とされる固定費を一度見直してみましょう。

「これって本当に必要?」と見直すだけで、毎月数千円、場合によっては数万円の節約につながります。

とくに保険は、ライフステージに合わせて必要な保障が変わるものです。若い頃に加入した保険を見直してみると、保障が重複していたり、より安価な商品に乗り換えられたりするケースも少なくありません。

2.3 【先取り貯金をする】給料日に“〇〇円だけ”別の口座に移す

毎月、お金が残ったら貯金しよう!はNGです。

給料が入ったらすぐに、貯金したい分を別の口座に移しましょう。

最初は無理のない程度の少額でもOKです。自動で引き落とされるように設定すれば、意識せずにお金が貯まっていきます。