2. 満足度No.1は懇親会! 内定者が笑顔になるフォローと年ごとの変化

この章では、内定者が喜ぶフォローと年毎の変化を順に追っていきましょう。

2.1 内定企業から受けたフォローで最も良かったフォロー

  • 入社予定の会社での懇親会:73.9%
  • アルバイト・インターンとしての勤務:67.6%
  • 入社予定の会社で研修:57.0%
  • スマートフォン、タブレットなどで学習するアプリ:52.4%
  • 資格取得のためのプログラム:49.4%
  • PCで受講するe-learning:48.1%
  • 課題図書の配布:36.1%
  • 外部の研修:33.1%

内定期間中に企業から受けたフォローの中で、最も良かったものを尋ねると「入社予定の会社での懇親会」が73.9%で1位となりました。次いで「アルバイト・インターンとしての勤務」が67.6%、「入社予定の会社での研修」が57.0%と入社の準備が続きます。

これらのフォローは、社員や内定者と直接交流したり、実際の業務を体験したりする機会です。内定者が入社後のイメージを具体的に持つ上で、非常に有効であることがわかります。

2.2 経年比較:内定企業から受けたフォローで最も良かったフォロー

  • 入社予定の会社での懇親会: 73.9%
  • アルバイト・インターンとしての勤務: 67.6%
  • 入社予定の会社で研修: 2023年度49.8%→2025年度57.0%
  • スマートフォン、タブレットなどで学習するアプリ: 2023年度44.9%→2025年度52.4%
  • 資格取得のためのプログラム: 2023年度43.0%→2025年度49.4%
  • PCで受講するe-learning: 48.1%
  • 課題図書の配布: 36.1%
  • 外部の研修: 33.1%

経年変化を見てみると、1位の「懇親会」は2022年度以降、満足度が継続的に上昇しており、内定者のニーズが高まっていることがわかります。

筆者自身も懇親会に参加する中で、内定者と仲良くなったり、内定先でやってみたいことを共有したりと、入社することをより前向きに考えるようになったと思います。

また、2022年以降に入社した学生は、学生時代にコロナ禍の影響を大きく受けた世代でもあります。対面で交流をすることの必要性をより感じているのかもしれません。

では、懇親会に続いて満足度が高い「研修」について、学生がどのように考えているか見ていきましょう。