2. 成長投資枠とつみたて投資枠の違い

新NISA制度には「成長投資枠」と「つみたて投資枠」という2つの異なる投資枠が設けられており、それぞれ特徴や目的が異なります。

つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資を基本理念とした投資枠です。この枠で購入できるのは、金融庁が定めた厳格な基準を満たした投資信託のみとなります。

投資初心者でも比較的安心して始められるよう設計されており、長期的な資産形成の土台として位置づけられています。

一方、成長投資枠は年間240万円という高い投資上限額が特徴で、つみたて投資枠対象商品に加えて、個別株式や多様な投資信託など幅広い金融商品に投資することができます。

投資の自由度が高く、ある程度の知識や経験を持つ投資家がより積極的な運用戦略を展開するのに適しています。

投資初心者で安全性を重視したい場合には、厳選された商品のみを対象とするつみたて投資枠を利用しての積立投資がおすすめです。

市場の変動に左右されにくい積立投資を通じて、着実な資産形成の第一歩を踏み出すことができるでしょう。

成長投資枠とつみたて投資枠の違い

成長投資枠とつみたて投資枠の違い

出所:金融庁「NISAを知る」