2. 都心居住者は、8割以上が利便性が高い都心エリアを希望

次に、住み替え先についてですが、都心部に居住している人ほどエリアにこだわりが強い傾向にあります。

都心居住者の8割以上が、住み替え先としても都心エリアを希望。さらに、年収1500万円以上の層は96.1%が都心部を希望するなど、高収入になるほどエリアにこだわっているようです。

理由としては、通勤・通学に便利なことや、資産価値性への意識の強さが挙げられます。こだわりが強いことで、限られたエリア内で物件選びをしなければいけなく、強いストレスを抱えているようです。

「希望エリアの価格がどんどん上がっており、せっかくモデルルームに行っても、想定を遥かに超えた価格を提示されて滅入ってしまう(都心部在住、30代男性、年収1,500万円未満)」などの声が挙がっています。

3. 住宅購入で検討している金額は平均で6138万円!しかし、都心価格は高騰化

住宅の購入を検討している一都三県在住者が、現実的に検討している金額は平均で6138万円でした。

エリア別で予算が違い、都心居住者の平均予算は7056万円と、全体平均より900万円以上も高い数字。都心に住んでいる人ほど、予算が高くなる傾向となっています。

しかし、2025年7月時点の東京23区中古マンション平均価格(70㎡)は、東京カンテイ調べで1億477万円と高額化。平均的な予算では購入できない金額となり、理想と現実でギャップが生じています。

都心の物件は価格が上昇傾向にあり、希望条件に見合う物件があまりなく都心居住者のストレスになっているようです。

「理想の家が予算内で見つからない(都心部在住、50代男性、年収1,000~1,500万円未満)」といった声が挙がっています。