3. 赤字から考える「老後に必要な最低限の資金」

先述したデータ 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」を元に毎月の赤字が約3万4千円と仮定すると、

この赤字が20年間続けば、「34000円 × 12ヶ月 × 20年」で約824万円の不足となります。

赤字を放置すると、将来に向けての資金不足が深刻になることがわかるでしょう。

この不足分は貯蓄取り崩しによって補填する以外になく、長期的な資金計画や備えが欠かせません。

年金生活に入る前から「この程度の赤字が続く可能性がある」と知っておくだけでも、貯蓄への意識が変わるかもしれません。