2. 【厚生年金と国民年金】年金収入は月いくら?2025年度は1.9%増

次に老後の年金額の平均を見てみましょう。

年金について知っておきたいのは、毎年度、年金額が改定されること。つまり支給額が変わります。

厚生労働省の「令和7年度の年金額改定についてお知らせします〜年金額は前年度から1.9%引き上げです〜」によれば、2025年度の年金額は1.9%引き上げとなりました。

具体的には、国民年金が令和6年度の6万8000円から1308円プラスされ6万9308円、厚生年金が夫婦2人分で令和6年度の23万483円から2301円プラスされて23万2784円となっています。

多いと捉えるか少ないと捉えるかは人によってさまざまですが、おおよその目安として把握しておくとよいでしょう。

先ほどの生活費の支出が16万1933円でしたが、年金も約16万円でないと赤字となります。

年金を月16万円受給できたとしても、貯金はできません。老後も貯金したいと考えれば、それ以上の収入が必要ですが、厚生年金の平均額は14万円台ですので難しい方も多いでしょう。

賃貸であれば、赤字となる人も。赤字部分は貯蓄から補填するか、仕事による収入などで補う必要があります。

このように老後の生活費を早くから知っておくことは大切ですから、自身の受給額の見込みはねんきんネットなどで確認しましょう。