4. 年金受給額を増やすためには?「繰下げ受給」をご紹介!
年金見込受給額が少ない場合、「年金の繰下げ受給」で年金を増やすこともできます。
繰下げ受給とは、年金の受給開始時期を遅らせることで受給金額を増やす方法です。
例えば、繰下げ受給を利用して68歳まで受給開始時期を遅らせると、65歳から受給を開始する場合と比較して月の年金受給額は25.2%増額されます。
年金の見込み額受給額が少ない人は、ライフスタイルや資産の状況に合わせて「繰下げ受給」を選択することを検討してみるとよいでしょう。
5. 老後に向けた備えを始めよう!
老後は突然やってくるものではないため、今のうちから備えておくことが重要です。
まずは現状の働き方と年収において、どのくらい年金がもらえるのか計算しましょう。
日本年金機構「年金ネット」を利用すれば、簡単にシミュレーションが可能です。
もし、年金だけで暮らすことが難しい場合は、貯蓄や繰下げ受給での年金増額、税制優遇制度の新NISAやiDeCoを活用した資産形成など、ご自身に合った方法で老後の生活に向けた準備を進めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
苛原 寛