8月15日は2カ月に一度の年金支給日でした。
なお、年金は偶数月に支給されるため、次の年金支給日は10月15日となっています。
では、いまどきのシニア世帯はいくら年金をもらっているのでしょうか。
年金だけで十分な暮らしはできるのでしょうか。
本記事では、いまどきシニアの平均年金受給額を解説します。
厚生年金受給者と国民年金にわけて、年齢別に早見表でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 年金制度は「厚生年金」と「国民年金」の2階建て!
日本の年金制度は大きく二つの柱で構成されており、原則すべての人が加入する「国民年金」と、会社員や公務員として働いた人だけが加入できる「厚生年金」に分かれています。
国民年金は、現役時代に年金保険料を一定納めた人であれば誰でも受け取ることができます。
一方、厚生年金は勤め先を通じて加入する制度で、国民年金に上乗せして支給される仕組みです。
そのため、会社員や公務員は、国民年金と厚生年金の両方を受け取ることができるため、国民年金のみを受給する方と比べ年金額は比較的多くなります。
これに対して、自営業者や専業主婦のように厚生年金に加入しない立場の人は、原則として国民年金のみの受給にとどまります。
その結果、国民年金のみの受給額は、会社員や公務員だった人が受給する年金額と比べて少なくなる傾向にあるのです。