4. 【繰上げ受給のまとめ】年金開始月は夫婦でよく検討するのが一番
今回は、年金の繰上げと繰下げの仕組み、そして実際にどのように選ばれているかを解説しました。繰上げをすると60歳から年金を受け取れますが、その代わりに最大24%の減額が一生続きます。
一方、繰下げは将来の年金額を増やせるメリットがありますが、その分生活資金を自分で用意する必要があります。どちらが得かは「長生きするかどうか」だけで決まるわけではありません。健康状態や就労状況、家計の資産状況など、家庭ごとに条件は異なります。
だからこそ、一人で決めるのではなく、夫婦でシミュレーションしてみることが大切です。老後の安心につながる受給開始年齢を、前向きに考えるきっかけにしてください。
参考資料
村岸 理美
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
CFP®認定者/1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/J-FLEC認定講師
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。ファイナンシャルプランナーとして独立後は公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。マネースクール講師としても活動し、社会保障、リタイアメントマネジメント、NISA、iDeCoを含む資産運用など、お金に関する幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMOマネー編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定講師として、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。(2026年1月9日更新)