1. 【年金】保険料はいつからいつまで払う?
日本の公的年金制度は、国民年金(1階部分)と厚生年金(2階部分)の2階建て構造です。国民年金は20歳から60歳未満のすべての人が加入する制度で、原則20歳から60歳までの40年間(480か月)納めると65歳以降に満額の老齢基礎年金を受け取れます。
一方、厚生年金は会社員や公務員が国民年金に上乗せして加入する制度で、就職して厚生年金保険に加入した月から退職などで資格を喪失するまで、給与から天引きで保険料を納めます。多くの方は60〜65歳頃に退職して終了しますが、継続雇用や再雇用で働き続ける場合は、70歳になる前まで加入が続きます。保険料は収入に応じて決まり、将来の年金額は加入期間や納付状況によって個人差があります。また、年金額は物価や賃金に合わせて毎年調整されます。