4. 【後期高齢者医療制度】「保険料」が高い都道府県はどこ?(年金収入82万円の場合)
次に、国民年金のみを受給しているケースを想定し、年金収入82万円の場合の月額保険料例を都道府県別に確認してみましょう。
2025年度における各都道府県の保険料は、以下のとおりです。
- 全国:1260円
- 北海道:1316円
- 青森県:1170円
- 岩手県:1092円
- 宮城県:1183円
- 秋田県:1125円
- 山形県:1190円
- 福島県:1148円
- 茨城県:1183円
- 栃木県:1133円
- 群馬県:1225円
- 埼玉県:1142円
- 千葉県:1092円
- 東京都:1183円
- 神奈川県:1148円
- 新潟県:1100円
- 富山県:1167円
- 石川県:1269円
- 福井県:1242円
- 山梨県:1269円
- 長野県:1109円
- 岐阜県:1233円
- 静岡県:1175円
- 愛知県:1333円
- 三重県:1223円
- 滋賀県:1215円
- 京都府:1409円
- 大阪府:1429円
- 兵庫県:1320円
- 奈良県:1283円
- 和歌山県:1358円
- 鳥取県:1300円
- 島根県:1254円
- 岡山県:1250円
- 広島県:1241円
- 山口県:1425円
- 徳島県:1400円
- 香川県:1350円
- 愛媛県:1298円
- 高知県:1400円
- 福岡県:1500円
- 佐賀県:1425円
- 長崎県:1308円
- 熊本県:1450円
- 大分県:1480円
- 宮崎県:1292円
- 鹿児島県:1492円
- 沖縄県:1410円
2025年度の年金収入82万円の場合、最も保険料が高いのは福岡県で月額1500円、最も低いのは岩手県と千葉県の1092円で、その差額は408円となっています。
5. まとめ
今回は後期高齢者医療制度の概要と、2025年度の保険料について解説しました。
少子高齢化が進む日本では、社会保障の給付金額は年々増え続けています。その財源は、私たち一人ひとりが支払う税金や社会保険料がメインとなるため、今後ますます個人の負担は重くなっていくでしょう。
いざ老後を迎えたときに、こうした負担で生活が苦しくなることのないよう、現役世代のうちから計画的に準備をしておくことが大切です。
参考資料
荻野 樹