生活に必要な食料品や日用品、光熱費などの価格が上がり続けているため、家計の負担が増えているご家庭も多いのではないでしょうか。

とくに、年金だけで生活している世帯の方は、限られた収入のなかで生活費が圧迫されていることが考えられます。

そこで年金生活が厳しい状況にある方を対象に、生活の支援を図ることを目的に2019年10月から「年金生活者支援給付金」がスタートしました。

なお、8%から10%に消費税が引き上げされた分を財源としています。

今回は、どんな人に「年金生活者支援給付金」が支給されるのか、ひとりいくらもらえるのか解説します。

年金生活者支援給付金は申請しないともらえないため、請求手続きについても解説しますので、ぜひご覧ください。

1. 年金生活者支援給付金

年金生活者支援給付金は、年金に上乗せして支給される給付金で、以下の3種類があります。

  • 老齢年金生活者支援給付金
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

「老齢・障害・遺族」、それぞれの基礎年金を受給中の人が、公的年金を含めても所得が一定基準以下となる場合に、2カ月に一度、受け取ることができるものです。