就活解禁日から半年を迎えました。すでに内定を受け取った人もいれば、これから試験に臨む人もいるでしょう。

また、すでに来年の就職を見据えてさまざまな活動に取り組んでいる人もいるのではないでしょうか。

人気の職種は時代によって変わりますが、比較的いつの時代も安定した人気を誇るのが「公務員」です。

国の機関で働く国家公務員は、どれくらいの申込・受験倍率があるのでしょうか。この記事では、公務員の申込・受験倍率や採用の課題を解説します。

1. 国家公務員の申込倍率・受験倍率

2025年度春・夏の「総合職」「一般職」「専門職」の試験を例に、国家公務員の申込倍率と受験倍率を見てみましょう。

直近の試験では最大で6.7倍となっています。一般職・専門職は2〜3倍ですが「官僚」とよばれる総合職は申込倍率が約6倍、受験倍率も約5倍と、一般職・専門職に比べて高くなっています。

一方、2024年度の総合職の申込倍率は7.0倍、受験倍率は5.7倍だったため、2025年度は前年度と比べると倍率が下がっています。申込者数も1万2028人(前年度1万3599人)と、昨年度から減少している状況です。

次章では、国家公務員になった理由についての調査結果を紹介します。