お盆休みは実家へ帰省した方もいるでしょう。
厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によれば、65歳以上の方がいる世帯の世帯構造で「単独世帯」がはじめて「夫婦のみの世帯」を上回り、最多となりました。
増える「高齢者の単独世帯」。
夫婦で生活していたもののひとり暮らしとなった人もいれば、最近では生き方としておひとりさまを選択する人も増えています。
老後のひとり暮らしで特に不安を感じやすいのがお金のこと。今回は平均として65歳以上でひとり暮らしの方の生活や貯蓄、年金月額などをみていきましょう。
1. 増える「高齢者の単独世帯」最多へ
厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」より、65歳以上の方がいる世帯の世帯構造を確認します。
高齢者の世帯構造は「三世代世帯→夫婦世帯→単独世帯」と時代にあわせて変化し、2024年では最多へ。単独世帯を男女別にみると男性は36.0%、女性は64.0%となっており女性の方が多くなっています。
さまざまな生き方が広がる今、単独世帯が今後も増える可能性は考えられるでしょう。