2. 【RIZAP/26年3月期1Q決算】会員増に依存しない収益モデルを目指す

短期間で急拡大したchocoZAPは25年3月期4Q決算時で135万人に達していましたが、本決算のタイミングでは123万人に減少。同社はその理由として、株主優待無料期間終了、法人トライアルの厳格化、出店抑制、広告宣伝費抑制を挙げています。

数字の上では後退しているように見えますが、同社は現在を会員増に依存しない収益モデル確立のための準備期間と位置づけています。店舗品質と収益力向上に注力しており、その成果が今回の営業利益黒字化にもつながっています。

出所:RIZAPグループ株式会社提供

かねてから最重要事項として取り組んでいる店舗品質向上はさらに進展がみられました。24年11月にマシンのQRコード管理を皮切りに、定期巡回スタッフやセルフメンテナンス会員の拡充などを行い、当初は5.9%だった故障・不具合率を1.9%まで改善しています。

出所:RIZAPグループ株式会社提供