師走に入り、今年も残すところわずかとなりました。
来年に向けて老後の生活設計を考えるうえで、「今のシニア世代がどのくらいの生活費を必要としているのか」知っておくことも大切です。
定年退職後の収入源が年金中心となるなかで、毎月の生活費とのバランスをどう保つかは、多くの高齢者世帯にとって大きな課題となります。
本記事では、最新の公的データをもとに、65歳以上の無職単身世帯における「月の生活費」の平均について解説します。
また、50歳代が考える「年金支給時に最低準備しておく金融資産残高」もご紹介します。
この機会に、ご自身の老後資金の計画を見直すために、ぜひお役立てください。
1. 【50歳代が考える】「年金支給時に最低準備しておく金融資産残高」はいくら?
J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」によると、50歳代が考える「年金支給時に最低準備しておく金融資産残高」は平均1916万円、「老後のひと月当たりの最低予想生活費」は平均37万円でした。
では実際に、今の65歳以上のシニア世帯の家計はどのようになっているのでしょうか。
65歳以上《単身》無職世帯における「ひと月の家計収支」の平均を見ていきます。
